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ノロウイルスやインフルエンザウイルスに感染した人の嘔吐物・便には、大量のウイルスが含まれています。ウイルスを広げないためにも、適切に処理することが重要です。ノロウイルスの場合、感染した人は突然嘔吐するのが特徴で、トイレだけでなく室内や身の回りに嘔吐物が付着することもあるでしょう。1mの高さから落下した嘔吐物は、半径2mほどの範囲に飛散するため、それを考慮した上で、清掃・消毒をしなければなりません。

実際に汚物を処理するときは、必ず窓を開けて換気を行い、消毒液（次亜塩素酸ナトリウム）を正しい濃度で作ります。汚物を回収する際は手袋やエプロン、マスク、ゴーグルを着用し、汚物を布やタオルで上から覆った後、消毒液を上からかけます。消毒液が行き渡ったら、外側から内側へ少しずつ集めていきます。そうして集めた汚物や使った布はすぐに袋に入れて密封しましょう。

汚物の回収後は、汚物があった場所や周辺を拭いていきますが、このときに使った布も捨てるようにしてください。十分に消毒できていないと乾燥した汚物が舞い上がり、感染が広がることもあるため注意が必要です。汚れた靴底も消毒液で拭いておきましょう。処理後は手袋・エプロン・マスクなどをすべて外しますが、ウイルスが付着しているリスクのある表側には触らないようにして外します。最後に手洗いうがいを何度か繰り返して処理完了です。

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